介護の仕事に転職しようと思った時に、何を基準に決めたらいいの?
「介護の仕事に転職しようと思っているけど実際どうなんだろう?どうやって探したらいいの?」
介護の仕事を20年以上してきた経験を生かしながら、初めて転職した時の話を元にわかりやすくお伝えしたいと思います。今までしたことがないことにチャレンジするっていくつになっても、不安だし悩んで決断できないもんですよね。当時の私もそうでした。だからこそ、みなさんが少しでも安心して介護の仕事に転職できるように、サポートできればいいなと思っています。私は今、介護の現場の仕事もしていますが、採用の面接にも携わっています。採用する側からみた面接時のポイントなども次回の投稿でお伝えしていきたいと思います。
介護の仕事についた私のきっかけ
私は、もともと高校を卒業して直ぐに事務職として就職しました。今から思うと、大学に進学しといたらよかったと思うのですが、当時は、親からの独立願望が強く、高校時代からバイトをいくつも掛け持ちして自分でお小遣いをまかなっていました。それから、高校を卒業して就職先を適当に選んでしまったせいか、2年で退職してしまいました。はっきり言っておもしろくなかったんですね。そこからまたバイト生活に戻ってしまいました。ある程度、お金が貯まった段階で何故か、縁もゆかりもない地域に転居。今度こそはと正社員でまた事務職として働きます。しかし、数年後に会社が倒産し、またまた就職活動を行う羽目に。もともと住んでいたところからは、かなり遠い地域だったせいもあり、地元に帰るという選択肢はなく、1人で生きていくにはどうしたらいいものか・・と悩んだあげくコンビニに置いてある求人雑誌をパラパラめくっていた所、介護の仕事が目につきました。でも、自分は事務しか経験がなく、また事務職としてのスキルや資格があるわけでもない、介護の仕事は、イメージ的に大変そうだし自分に勤まるのか・・と気になりつつも何回もスルーしていました。さて、そろそろ次の転職先を決めないとという時に、大手の介護学校の広告を見ることがありました。以前のヘルパー2級の資格取得のためのスクールです。受講料も手が出しやすい料金だったので、資格を1つも持ってない私からすると手始めに持っていてもいいかと思い受講を決めました。受講を決めたのはいいのですが、お金もかかるし無職でスクールだけ通うわけにも行かず、次にハローワークに行きました。事務職は、なかなか思った通りの求人がなく1人暮らしだったので、ある程度の給与がないと生活ができません。そこで、事務職の求人を探しつつ、介護の求人も閲覧してみることに。何カ所が見ている内に、夜勤がある介護の仕事だと今以上に給与が多いことに気づきました。その頃はまだ20代でしたので、思いきって1つの介護施設の求人に決めて面接に行きました。結果は、、直ぐに内定!採用の決め手はきっと「若い」の一言に尽きるでしょうね。今ならそう思えますが、その時は素直に経験がなくても採用してくれることが嬉しくて、頑張って介護の仕事を始めて見ようと思えたのが、最初の介護の仕事するきっかけとなったのでした。
介護の仕事をする前にしておくと良い3つのこと
思い切って介護の仕事に転職したのはいいけど、やっといて良かったなと思うこともあったり、転職するまえにしとけば良かったなと思うこともありました。今となってはいい思い出となってますが、みなさんにはしっかり準備を転職活動をしてほしいと思います。次に伝える3つのことを事前にしておくと介護の仕事を始めやすくなると思います。
- 転職する前に資格取得にチャレンジしてみる。
- ハローワークの求人サイトをのぞいてみる。
- 転職サイトに登録する。
介護の仕事に転職しようと思ったら、まずはどんな資格があるか調べてみましょう。
ここで簡単に介護に関わる資格をご紹介すると、
- 介護職員初任者研修
- 介護福祉士実務者研修
- 介護福祉士(国家資格)
- 介護支援専門員
- 介護事務
- レクレーション介護士
- 介護予防運動指導員
- 福祉用具専門相談員
など、たくさんの資格があります。ここで紹介していない資格もありますが、ここでは、介護の仕事をするみなさんが最初に取得を目指す資格は、介護職員初任者研修になります。私が初めて取得した資格もこれと同様の資格になります。現在は、資格取得ができる養成講座やスクールがたくさんあります。自分に合った講座を探してみてくださいね。
介護職員初任者研修とは、介護の基礎知識が学べて、実務研修を行うことで基本的なスキルがあることを証明できる資格となります。この資格があると、未経験での転職でもかなり有利になります。現在、私が採用面接をする時は、未経験でも資格取得済みの方だったり、今からスクールに通う予定の方の面接だと、これから介護の仕事に就いて頑張っていきたい人なんだな、と好印象です。同じ未経験の方で、無資格の方と資格取得済み又は、資格取得中の方の面接が同時にあったら確実に後者の方を採用しています。
ハローワークを知らない方もいらっしゃるかと思います。ハローワークとは、公共職業安定所と言い、国(厚生労働省)の機関です。ハローワークでは、職業紹介や雇用保険、雇用対策などの業務を行っています。ハローワークの求人サイトをお勧めする理由は、全国各地の求人情報が見られること、就職したいと思っている地域の同じような求人を一度に検索できるからです。もちろん、転職サイトでも同じように検索できるのですが、転職サイトだと自身の登録をしたり、アンケートに答えたりと最初の手間がありますよね。ハローワーク求人インターネットサービスでは、就職したい地域と求人区分(正社員希望かパートの希望)、年齢と希望する職種を選択するだけで自由に閲覧可能となっています。転職サイトに登録するのはちょっと面倒だな、でもちょっと調べて見たいなという方にはお役に立てるサイトだと思います。
上記に挙げたスクールはほんの一部になります。みなさんが通いやすい地域で探してもらえるといいかと思います。通信もありますが、どちらも数日間の実務研修があります。実務研修先で実際に介護の現場で研修を受けることで、自分が働いている姿を想像できるので実務研修はとてもためになります。
ハローワークの求人サイトをのぞいてみて、気になった求人が見つかれば、最寄りのハローワークに出向いて面接の調整をしてもらわないといけなません。そうなると時間がない方だと正直、手間と思う人もいるかと思います。そういう方は、転職サイトに登録してエージェントに相談してみましょう。担当のエージェントとコンタクトをとって、自身の現状を伝えしたり、代わりに希望の転職先を探してもらえたり、面接に同行してくれたりと気軽に相談できるのがメリットです。
などたくさんのサイトがあります。ちなみに私もいくつかの転職サイトに登録して求人情報を定期的に確認しています。
まとめ
転職って、きっかけがないとなかなか行動に移すって難しいですよね。しかも、異業種に転職となるとハードルが高いし、ましては介護の仕事となると自分に務まるか不安になると思います。でも、転職活動自体は、今の仕事を続けながらでも出来るし、何よりお金もかからないのです。もちろん、資格取得となると自身で受講料を支払わないといけないのですが、自己投資はとても大切なことです。ステップアップにもなるし、何よりチャンスが増えます。まずは、どのような介護の仕事がしたいのか自身で情報収集してみてはいかがでしょうか。きっと、ここだったら自分でも頑張れるのではと思う転職先が見つかると思います。私は、みなさんの転職活動を陰ながら応援しています。